![]() ![]() ![]() ![]()
先日、弊社が3年以上前から日本向けに開発していた有機JAS認定バナナの産地を視察し
てきました。その報告です。
日本から乗り継ぎが悪く、待ち時間を入れて20時間以上かかり、午後8時過ぎにメキシコ第
二の都市、Guadalajaraに到着。
翌朝に生産者イバラ氏と娘のロシオさんがホテルまで迎えに来てくれました。バナナ畑のあ
るColima州までは高速道路を使って車で3時間の道のり。更に農園のあるTecomanまで1時間 強。コリマ州政府も今回の視察をサポートしてくれて、運転手付きの車両提供と在コリマの日 本女性が通訳として派遣されていました。 ![]()
メキシコのバナナは、主にアメリカ、カナダ、ヨーロッパ向けに輸出されているため、大部分
の生産地は大西洋側にあります。日本市場向けに適した太平洋側のバナナ産地はほとんど ありませんが、このイバラ氏の農園は太平洋側にあります。
最初に農園事務所を訪問。事務所では資材置き場と堆肥を製造している。
事務所でバナナやマンゴ、チコサポテ、マーメイ、ジャガ、レモンなどイバラ氏の生産物を一
通り試食。 ![]()
その後車で2〜3分の道路沿いにある、有機バナナ農園とパッキングハウスを訪問。
道路を挟んで左右に広がる有機JASの証明を取得した農地面積は140ヘクタールで別に8
0ヘクタールが有機転換中とのこと。 ![]() ![]() ![]()
パッキングハウスでは米国向けにオーガニックバナナをパックしていた。
別の場所に同規模のパッキングハウスがもうひとつある。規模も設備もほぼ同じような程
度。国内向けのバナナをパックしていた。隣接して新しいパッキングハウスを建設中で、8月に は完成予定とのこと。
有機農園はスプリンクラー灌漑設備あり水も豊富で良好。水源はダムから引水。
![]() ![]()
バナナの木、バンチの実成りは立派なものでバナナ自体の品質は良好と思われる。開花日
から収穫までの日数管理は、バンチ袋の上を縛ってある紐の色で管理。 ![]()
農園視察後、車で30分ほどにあるビーチに隣接するシーフードレストランで昼食。コリマ州政
府の農業関係者など30人近くが参加。州政府の担当者の話では、バナナにもライムやマンゴ など農作物が豊富にあり、現状は米国市場への依存度が90%を超え、今後日本など他市場 の開拓を推進したいとのことで、通訳と移動用の車は州政府が提供したのです。今後は、この 件でも話をすすめることにしました。
昼食後、農園事務所に戻り、事前に提出してあった質問事項について説明を受けた。
概要 : バナナ生産は1973年から34年の実績がある。従業員110名。有機バナナは5年
の経験。USDA, NOP, ECOCERT, JAS(QAI)の有機証明を取得。
資材、農法 :農園事務所にある、堆肥、資材製造場所で成分、製造方法、製造施設などを確
認。
バナナの茎、牛糞、糖蜜、ミルクなどを使い有機肥料を作り、使用している。牛糞とわらをミミ
ズに食べさせ、その糞を肥料にしたりもしている。
このミミズの糞は、臭くないので匂いを嗅げと言われ、嗅いでみるとまったく無臭。
![]()
もちろん、トレイサビリティは確立していて、安心で安全であることを確認しました。
取引きに関しては、イバラファミリーと小原ファミリーが一緒に協力することを確認しました。
![]()
コリマ市
ここに来るまでまったく知りませんでしたが、メキシコは紀元前からの歴史のある国なんです
ね。博物館にも行きましたが、感動しました。
街並みは、スペインの植民地時代の建物が残り、いい雰囲気です。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
多分インターネットカフェ?
![]() ![]() ![]()
グアダラハラ市
メキシコ第二の都市です。
ここも16世紀に建てられた建物が残り、いい雰囲気の街でした。
![]() ![]() ![]()
教会の中も凄い!
![]() ![]() ![]() ![]() |